デジタル遺品処理業者のバイト募集!?

2020年7月20日

バンドだけで生活をしていくことができませんから、常日頃からバイト求人を欠かさず見ているのですが、中には驚くような仕事の募集があったりするものです。
最近目についたのがデジタル遺品の処理をするという仕事で、遺品整理の仕事は聞いたことがありましたが、このようなものまであるとはびっくりでした。
待遇もなかなかだったのですが、本業として行うわけでないのは少し責任も気も重い感じがあって、応募をしようとまでは思えませんでした。

バイトの求人をふと眺めていたら…

いつかはバンドの収入だけで生活をしていきたいと思ってはいるのですが、現実的には難しいものがあり、バイトをしていなければ生活ができない状態です。
それだけに割のいい仕事があったら、すぐに応募をするようにしているのですが、この前ふと求人を眺めていた時に目についたのが、遺品整理業者の仕事でした。
それ自体は決して珍しいものではないのですが、他と違ったのはデジタル遺品というところだったのです。
実際に存在しているものではなくてデータを処理するというのは、今の時代ならではだなと感じさせるものがあり、仕事内容的には少し興味が惹かれるものがありました。
待遇的にも悪いものではなく、肉体的に厳しいということもありませんから、なかなか美味しい仕事だと言えるですが、その一方で感情面で少し躊躇してしまうところも大きく感じました。
所詮はデータかも知れませんが、亡くなった人のものを勝手に処理するというのは気分的になかなかすっきり行かないものです。

バイトでやるには責任が重いかな

デジタル遺品を処理するという仕事自体は今の時代必要であり、これから更に需要が高まっていくことになるでしょうから、悪くないものだと思います。
しかし、問題はバイトという身分で軽い気持ちで処理をするのは、責任が重く感じたのです。
あくまでも仕事としての責任ではなく感情面での問題ではありますが亡くなった人のデータを僅かな小銭と引き換えに処理していくのは、どうにも不謹慎な気がしてなりませんでした。
逆に下手に感情が入るものですから、責任のある社員に行わせるよりもバイトに作業をさせたほうが良いという見方もありますから、どちらが良い悪いはないのかも知れませんが、自分としては気持ちの面でバイトという身分ではやりづらいと感じたのです。
別に身分は関係なしに社員であろうともバイトであろうとも仕事は責任を持って行うことは重要ではあるのですが、だからといってそこまで責任を持つというのも難しいものがありますから、このような仕事は正社員の仕事だと思いました。